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【新現役ネット】中高年人生これから 技術系シニア集い事業化検討 [2002年03月04日 東京朝刊] |
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◆資格と資質で自由に取り組み 国立大学の名誉教授や大手電機メーカーの元技師長、元ベンチャー企業社長−。社会の一線で活躍してきた技術系シニアが集まり、経験や能力を生かす「技術コンサルティング集団」を立ち上げる意欲的な試みが始まった。NPO(特定非営利活動法人)の「新現役ネット」(岡本行夫理事長)シニア会員らが、「私たちの経験を社会に役立てたい」と、事業化の検討を始めたもの。NPOを基盤とするシニアパワーの新しい動きとして注目される。 「定年で一線を退いても、ある部分の能力は以前と変わらない。経験などは年をとるごとに厚くなっている。前からシニアの人たちが活躍できる場はつくれないかと考えていたら、中高年が集まる新現役ネットが発足。これだ、と思った」 熱弁を振るう北海道大学名誉教授の大塚喜弘さんは、はつらつとしている。北大工学部では、レーザーを利用した光技術や光ファイバーの研究などに携わり、多くの業績を残してきた。 大塚さんが考えたのは、自分と同じような技術畑の一線を退いた人たちが集まって、企業や個人、公的機関などからの技術相談などを請け負う「技術コンサルティンググループ」の結成だった。新現役ネットが「中高年の生きがい」を活動理念にしていることから、同ネットを通じて賛同者を募集したところ、六十歳代の技術者を中心に会員ら約五十人が参加を表明。そのうち二十二人が二月中旬に「新現役ネット」で設立検討会を開いた。 手弁当で集まったのは、東大名誉教授や元防衛大教授など大学関係者が四人のほか、大手電機メーカーの元技術者や定年退職後にベンチャー企業を興した社長などそうそうたる顔ぶれ。得意分野も材料の表面処理からデジタルテレビ技術、DVD技術、電解コンデンサー生産技術、品質管理など多岐にわたる。 活動を提唱した大塚さんは、「私たちの活動の前提にしたいのは、年齢と学歴は不問ということ。もう組織での立場を気にせず、個人の資格と資質で自由に取り組んでいただきたい」とあいさつ。参加者の賛同を浴びた。 今後、具体的な業務の内容や取り組み方を数人ずつの分科会に分けて検討するが、基本は「技術コンサルティングを仕事とする他の企業やグループとは異なる特徴を持つこと」。異業種、異分野のベテラン技術者や研究者が集まることで、幅広い技術分野と経験を生かした問題解決方法を提案できる可能性がある、としている。 同グループに参加した山崎弘郎東大名誉教授は、「これまでにない面白い試みだ。幅広い人材が集まった。何ができるかワクワクする」と活動に期待を寄せている。 |
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